特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第1回:なぜ今、アメリカ大学サッカーなのか?

※弊社はアメリカの留学斡旋は行っておりません。客観的な立場からの見解を伝えます。

なぜアメリカの大学サッカー?

最近、私のSNSのDMには質問がたくさん来る。

「アメリカの大学でサッカーをするにはどうしたらいいですか?」
「エージェント費用が高すぎて迷っています」

今までは専門家を紹介していたが、流石にスタンスを示さないと無責任になると感じたので今回このルポを書くことにした。

個人的に海外で活躍する日本人が増えることはスポーツ選手以外でも当然歓迎すべき事だ。それくらい今の世界は進んでいて、オールジャパンで追いつかなければ日本人としての強みがいつか失われてしまうのでは、という危機感がある。日本を明るく照らす、牽引できる人材がスポーツというフィールドからたくさん生まれることを願っている。

話を戻すと、アメリカサッカー留学に対する問い合わせ、相談が急増している。

正直、最初は違和感を覚えた。なぜなら、今は歴史的な「円安」だ。1ドル150円の世界で、海外留学は普通減少する。

——でもそうではない。

「費用は高騰しているのに、渡航者は増えている」
正確に言うとコロナ以前まで回復してきている。なぜだ?

その謎を解くため、私はデータと証言を集める旅に出た。そこで見えてきたのは、アメリカの大学サッカーの仕組みが想像以上に面白いということだった。

まず留学市場の動向について

まずはデータについて。正確な数字は把握しきれなかったが、複数の事業者にヒアリングを行った結果、平均して「コロナ禍前の90%まで留学者は回復している」とのことだ。2019年から円安が45%進んだ状況を含めて考えると(1,000万円だった留学が1,450万円に)ニーズは増えている様に感じる。

1. コロナ禍からのV字回復

2020年から2022年、国境が閉ざされ市場は死んだ。しかし2024年時点のデータでは、渡航者数は2019年比で約90%まで急回復している。円安という逆風をものともせず、だ。

2. 欧州から「北米」への大移動

かつては「スペイン」「ドイツ」が留学の代名詞だった。しかし今、渡航先として約27%がアメリカを選択している。

男子の動向: 三笘薫や久保建英への憧れから欧州を目指す層はいるが、「プロになれなかった後のキャリア」を現実的に考える層が米国へ流れている。
女子の動向: 女子にとって米国は世界最強リーグ(NWSL)のお膝元であり、後述する「奨学金」の恩恵が最も受けられる場所。「女子サッカーこそ米国」が定説化しつつある。

3. 低年齢化する「投資」

高校卒業後の一発勝負ではなく、小中学生のうちに短期キャンプへ参加させる親が急増している。「早めに世界を見せないと間に合わない」という危機感の表れだ。
子どもの教育に対する投資の意識が高くなってきている(広くというよりも、一部の富裕層のニーズが堅調に伸びている)ことがわかる。

次回は、アメリカ大学サッカーの「奨学金の仕組み」を解剖する。

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