⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 1:大学サッカーの全体像──大学サッカーは「続けたい意志」で評価される

高校サッカーの登録者数は約15万人。
だけど、大学でサッカーを続ける選手はわずか約2万人弱。
つまり大学サッカーは、単なる“続き”ではなく、
“自分で選んだ2万人の世界”だ。

そして、この2万人の中に入るために必要なのは、
才能よりも覚悟。
技術よりも姿勢。
上手さよりも「続けたい」という意思。

「サッカーを続けることを、簡単に諦めていないか?」
多くの高校生が “自分なんか…” とか、“高校サッカーでやり切った”とか 、“大学サッカーはよくわからないし” と一度は口にする。

でも本当は─大学サッカーには“ものすごい幅の選択肢”がある。そのことをすべて知った上で大学サッカーを続けるかどうか考えてみないか?

大学サッカーのことを知ってから決めても遅くはない

■ 15万人→2万人の本質

高校までは“みんなで戦う”ことが多い。
でも大学は違う。
「自分の意思でサッカーを続ける」世界だ。

MOISHでは“自分の意志との出会い”のきっかけを創り、みんなに“一生懸命な時間”を提供し、共に歩みを進めたい。

“自分で選び、自分で決め、自分で戦う”ということ。

だからこそ高校を卒業した次のステージは、
自分自身を成長させる最高の環境になる。

多くの高校生は大学サッカーのことをなにも知らずに「なんとなく」辞めてしまう。大学生活・大学サッカーがどのような場所かも知らずに…。これからの人生をよりよくするために、しっかりと自分と向き合って考えた上で決断してほしい!

大学生になると想像以上に「自由な時間」が増える。
その時間をどう使うかも自分次第。
サッカーを続けながら勉強もアルバイトもプライベートも全力で取り組んでいる選手も多い。

さあ、みんなはどんな大学生活に一生懸命になる?

まずは、大学サッカーの全体像について深堀していこう。

■ 大学サッカーに存在する“3つのステージ”

大学サッカーを理解するうえで欠かせないのが、
大きく3つに分けた大学サッカー部のジャンルだ。

① 限られた選手しか入部できない強豪大学

(例:関東1部・関東2部の名門校)
全国常連で、トップレベルの選手が集まり、競争の密度が高い。
練習参加やスポーツ推薦枠も少なく、
“サッカーで大学を選ぶ”世界の最先端にいるのがこの層。

② 部員数が多く、挑戦できる可能性がある中堅大学

レベルの幅が広く、
「大学で伸びる」「大学で覚醒する」選手が最も多いのもここ。
スポーツ推薦が多い大学もあり、チャンスを掴める可能性がある。ただし、4年間活動する覚悟も必要だ。

③ 学生主体でサッカー×社会を学べる大学

運営・スポンサー・イベント管理など、
“サッカーを使って社会を学ぶ”実践型。
選手としてだけでなく、社会に出たときのスキルまで磨ける。 指導者すらおらず学生のみで楽しく本気で活動しているチームも多い。

どれが正解かはない。
大事なのは、
“自分の意志”を持つために、なりたい自分を考え、情報をたくさん得て、自分で体験してみることだ。

これまでの進路サポートで、大学サッカーのことを知ったこんなことを言っていた。

「続けないじゃなくて、続けられないと思っていた」

まさに。
我々はサッカーはプロになるためのものだけではまったくなく、人が一生懸命になれるツールの一つだと思っている。

だからこそ、サッカーが好きな気持ちが少しでもあれば、サッカーを通じて一生懸命になれる場所がある事を知ってもらいたい!

■ 日本全国に広がる“リーグのピラミッド”

大学サッカーは、リーグが軸に進められており、各大学のTOPチームがリーグ戦に参戦している。

こうみると、関東リーグ傘下の都県リーグ(東京・神奈川 / 千葉 / Norte)が一見レベルが低そうにみえるかもしれないが、上位大学は関東3部と同等に近いレベルを有し、強化は図っている大学も多い。毎年数名のJリーガーを輩出していることからもそれは読み取れるだろう。

また、Bチーム以下の選手用のリーグ戦も豊富なのが大学サッカーの特徴的。そこでチャンスを勝ち取った選手がTOPチーム入りに挑戦することができるよりサバイバルな仕組みだ。

・インディペンデンスリーグ (通称:Iリーグ)
・1・2年生で戦う新人戦 (出場していない大学も多い)
・社会人リーグ
・有志で行われている私設リーグ
などなど

志望校がどのような試合環境を準備しているかも、大切なポイントになるので、要チェック。

リーグ戦以外にも、天皇杯予選や総理大臣杯(夏の全国大会)に繋がる予選大会、全日本大学サッカー選手権(冬の全国大会)、Jリーグのスカウトが多数視察に訪れる、デンソーカップ(地域選抜大会)など主要大会が目白押しな環境になる。

部員が200名を超えるような大学でも、全選手がリーグ戦を1年間戦える準備をしっかり整えている場合が多く、部員が多いということはその分チーム内のレベルの差もそれなりにあるということだ。

逆に学生メインで活動しているチームでも目標に向かってみんなで話し合いながら、上を目指しているチームも多い。

だからこそ自分の意志で大学サッカーを続けることはできる
それをぜひ覚えておいてほしい。

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