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  • 特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第4回:PLAYMAKER三橋推奨の攻略ルートと最終見解

    特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第4回:PLAYMAKER三橋推奨の攻略ルートと最終見解

    ※弊社はアメリカの留学斡旋は行っておりません。客観的な立場からの見解を伝えます。

    攻略ルート(The Route)『「わらしべ長者」戦略:私が感じた留学攻略法』〜NJCAA(短大)を経由せよ〜

    取材を通して見えてきた中で、「じゃあどんなルートが一番いいの?」こう思う読者は多いのではないだろうか。

    その問いには自信を持って「あなたが納得して決断したルートがいいルート」と自信を持って答えたい。

    しかし、それだと些か責任逃れな感じが残るため、私が思う理想のルートを考えてみた。

    まず、最初からNCAAを目指すのはかなりハードルが高く、現実離れしていると感じた。(英語力(TOEFL iBT 61以上など)も費用もハードルが高すぎる)

    【PLAYMAKER三橋推奨の理想ルート】※あくまでも参考に

    ①学費が安く、入学基準が緩い「NJCAA(2年制短大)」に入学する。
    ②そこで2年間、死に物狂いで英語を学び、スタメンで活躍して実績を作る。
    ③3年次から「NCAA(4年制)」へ奨学金付きで編入する。

    1. 高3卒業後:NJCAA(2年制短大)へ入学
    ・入学基準が緩く、学費も年間200〜300万円(寮費込)程度
    ・ここで英語を猛勉強し、サッカーでスタメンを勝ち取る。

    2. 3年次:NCAA(4年制)へ編入
    ・短大での実績(映像とStats)を武器に、4年制大学へ「奨学金付き」で売り込みをかける。
    結果: D1/D2の大学を卒業したという「学歴」と、4年間のコスト圧縮の両方を手に入れる。

    ■ 4年間の総費用シミュレーション(1ドル150円換算)

    この考え方で進むと、アメリカに直行して大学に入るよりも費用も抑えられ、かつ着実なステップが踏めるのではないだろうか?あくまでも「皮算用」ではあるが参考までに見てみてもらいたい。

    最初の問いに答えよう『まとめ:結構お得に感じる、でも本気で行けるかの覚悟がなければ流されて終わる』

    最後に、PLAYMAKER三橋としての個人的な見解を述べる。質問形式で回答していきたい。

    1. アメリカ大学留学は「買い」か?

    間違いなく「買い」だ。素晴らしい機会であることは疑いようがない。
    英語力、タフな精神力、グローバルな視座。これらはJリーグに行けなかったとしても、その後の人生で強力な武器になる。

    2. エージェントはどうする?

    「良い人も悪い人もいる」のが事実だ。

    ただ、完全に一人で手続きをするのは、ビザやNCAA登録の複雑さを考えるとハードルが高すぎる。

    重要なのは、「相性の合うパートナー」を見つけること。単なる手続き代行ではなく、君の人生に寄り添ってくれるエージェントや先輩が見つかれば、これほど心強いことはない。

    3. 誰が行くべきか?

    「本気でやり切る覚悟」がある奴だけだ。

    「アメリカに行けばなんとかなる」「環境が変われば自分も変われる」——そんな甘い考えなら、悪いことは言わない。やめておけ。一瞬で何もせず終わる。

    親御さんにも言いたい。「あとは知らん。自分で這い上がってこい」そう突き放し、見守れる「胆力」がある家庭だけが、この投資のリターンを得ることができるのだ。

    最後になるが、なぜ海外留学の斡旋をしていない自分がこんな記事を書くか。

    それは【海外でも活躍できる、日本を明るく照らしてくれる人材がサッカー畑から輩出されてほしい、という気持ち】からだ。

    一方で、それが博打のようなチャレンジになることは望んでいない。

    この記事が誰かの人生のスイッチになることがあれば嬉しい。

  • 特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第3回:経験者が語るリアル ーパンフには載らない話

    特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第3回:経験者が語るリアル ーパンフには載らない話

    ※弊社はアメリカの留学斡旋は行っておりません。客観的な立場からの見解を伝えます。

    実際の体験者達の声『人生を変えるか、明日からやるで終わるか』

    ここが本特集の核心だ。パンフレットには載らない「リアルな痛み」と「成功の代償」を、2人の証言から紐解く。実際にインタビューを敢行し内容をまとめた。

    INDEX

    FILE 01:Aさん(デンバー大学(NCAA)出身)

    「J1以外は考えてなかった」僕が、アメリカで年間600万の評価をもらうまで

    正直、J1以外は眼中にありませんでした。

    高校の頃はJリーグに行くこと、それもJ1しか考えてなかったですね。1年から試合に出ていたし、自信もありましたから。「アメリカ留学」なんて選択肢、これっぽっちも頭になかったですよ。

    流れが変わったのは、高3の2月です。 もう進路を決めなきゃいけないギリギリの時期に「オープントライアウト」に参加したんです。そこで初めて知ったんですけど、アメリカってサッカー部のある大学が2,000校もあるんですよ。「え、そんなにあるの?」って。日本とは分母が違いすぎる。

    英語に少し興味があったのもあって、「あ、これアメリカ行くのもアリだな」って、そこで急に舵を切った感じです。

    「黙ってる」と、パスが来ない

    向こうに行って最初に食らったのは、やっぱり言葉の壁……というか「文化の壁」ですね。僕、デンバー大学っていうところに行ったんですけど、最初はTOEFLの点数が足りなくて語学学校からのスタートでした。

    で、向こうの練習に参加して痛感したのが、「意見を言えない奴は相手にされない」ってこと。日本だと、監督の話を黙って聞くのが普通じゃないですか。でもアメリカは違う。「お前はどう思う?」って聞かれた時に、英語が下手でもいいから何か返さないと、「あ、こいつは意見がないんだな(=ここにいる意味がない)」って判断されるんです。

    黙ってると、本当にパスが来なくなる。 これはキツかったですね。まあ、体は慣れてくるんで大丈夫なんですけど、「英語を話せるかどうか」より「意見を言えるかどうか」の方が大事なんだなって、向こうに行ってすぐに気付かされました。

    年間600万円の奨学金と、勉強のリアル。

    アメリカの大学サッカーって、良くも悪くも契約社会です。僕は大学から、年間600万円くらいの奨学金をもらっていました。学費も生活費も、サッカーの評価として免除される。

    その代わり、勉強はめちゃくちゃ厳しいです。「成績(GPA)を取らないと試合に出られない」っていうルールが絶対にあるんで。どんなにサッカーがうまくても、成績が悪かったら即アウト。

    だから遠征中のバスとかでも、みんな必死にPC開いて課題やってますよ。僕もやりました。

    ただ、大学側もそこはドライじゃなくて、僕らみたいな選手には専属の家庭教師をつけてくれるんです。もちろん費用は大学持ちで。 「試合に使いたいから、なんとしてでも勉強させる」っていう、大学側の執念みたいなものを感じましたね(笑)。

    9月から12月、短期決戦。

    シーズンは短いです。9月から12月まで。この期間に凝縮してやる感じです。週2試合とか普通にあるんで、移動して、試合して、勉強して……っていう繰り返し。

    逆にそれ以外の期間はスカウト活動だったり、トレーニング期間だったりするんで、オンとオフがはっきりしてて僕は好きでしたけどね。

    どうやって入るか? シンプルに3つ

    これから目指す人のために、具体的な入り方を言っておくと、決まる要素は3つだけです。

    1. オファーをもらう(自分のプレー動画を送ったりして)
    2. TOEFLの点数
    3. 高校の成績

    これだけです。

    スケジュール感でいうと、高3の5月には「行く」って決めてないと遅いかな。早い選手は10月には決まっちゃうんで。あと、高3の2月にディズニーが主催してる「ショーケース」っていうデカい見本市みたいなイベントがあるんです。これに参加できるとチャンスは広がりますね。リミットは卒業した直後の4月頭くらいまでだと思ったほうがいいです。

    エージェント(紹介会社)ですか? 日本に大手と言われるところが3つくらいありますけど……ぶっちゃけた話、どこもそんなに変わらないです(笑)。 やれることは一緒なんで。担当の人と話してみて、「あ、この人と合うな」っていうフィーリングで決めていいと思いますよ。

    行く意味

    もし迷ってるなら、僕は行ったほうがいいと思います。

    理由はシンプルで、「自分の意見を言えるようになる」から。日本で空気を読んで生きてきた自分が、強制的に変えられる。

    あとは単純に英語力ですね。英語ができるだけで、サッカー以外の道も含めて選択肢が一気に増える。これ、本当にデカいです。

    いろんな国の奴らがいて、いろんな考え方があるんで、「普通こうだろ」みたいな偏見もなくなりましたし。

    覚悟がないなら、やめたほうがいい。

    もちろん、失敗して帰っちゃう人もいます。

    よくあるのが、日本人だけで固まって、愚痴ばっかり言って、結局英語も伸びずに終わるパターン。あとはホームシックかな。「英語は現地に行かないと身につかない」っていうのは本当ですけど、「行けば誰かがなんとかしてくれる」と思ってるなら、やめといたほうがいいです。

    向こうは、自分をさらけ出して、自分でなんとかする場所なんで。大きな投資ですし、環境も劇的に変わる。

    それを「全部自分の血肉にしてやる」っていう覚悟があるなら、アメリカは最高の場所だと思いますよ。

    大人ができるのはきっかけ作りだけで、あとは「知らん、自分で這い上がってこい」って突き放して見守るくらいが、ちょうどいいんじゃないですかね。

    FILE 02:Oさん(留学年数4年、その後アメリカの会社に勤務)

    オファーは日本全体で年10本。これが「椅子取りゲーム」の現実です。まず、数字の現実を見ましょうか。

    夢を壊すようで悪いんですが、最初に言っておきますね。

    日本中の高校生がアメリカを目指す中で、ちゃんとした「オファー」をもらえる数ってどれくらいだと思います?

    年間で、せいぜい10件です。

    日本全体で、ですよ?それ以外の何百人という選手は、オファーなしでトライアウトを受けに行くか、あるいは「お客様」として渡米しているのが現実です。

    この狭き門を巡る椅子取りゲームなんだってことは、まず理解しておいたほうがいい。

    「年間400万」は高いか、安いか。

    お金の話もしましょう。

    アメリカ留学にかかる費用は、平均して年間400万円くらいです。(※2015年頃の相場。現在はさらに高騰している)

    「高っ!」って思いますよね。でもこれ、内訳をよく見てほしいんです。

    授業料だけじゃない。寮費、食費、保険、そしてチームの遠征費。これら「生活のすべて」が含まれたパック料金なんです。日本の私立大学に行って、一人暮らしさせて、遠征費払って……ってやってたら、実はそこまで変わらないかもしれない。そこは冷静に計算したほうがいいですね。

    NCAAのDIV1は、「金が出ないプロ」です。

    目指す場所についても整理しましょう。

    NCAAっていうのが、いわゆる名門大学が集まるリーグです。ここのトップ、DIV1(ディビジョン・ワン)は凄まじいですよ。

    ウェアからスパイクまで、メーカーから全部支給される。移動はチャーター機だったりする。

    僕らはよく「お金が出ないプロ」って呼んでますけど、環境は完全にプロそのものです。DIV2でもウェア支給くらいはありますけど、やっぱりDIV1の待遇は別格ですね。

    100万円のオファーが来たら「万々歳」だと思ってください。

    で、みんなが気にする「奨学金」の話。

    中には年間600万円、つまり「全額免除」をもらってくるバケモノみたいな選手もいます。でも、それは本当に一握り。

    平均すると、だいたい100万円くらいのオファーが来ることが多いです。「たった100万?」って思うかもしれないけど、元が取れるかわからない留学生に大学が100万出すって、すごいことなんですよ。だから、もし100万のオファーが来たら「万々歳」だと思ったほうがいい。そこで高望みすると、チャンスを逃します。

    「勉強できないと退部」。脅しじゃないですよ。

    スケジュールは、秋学期が9月〜12月、春学期が2月〜5月。

    とにかく動き出しが早ければ早いほど有利です。枠が埋まっちゃうんで。

    最後にもう一つだけ、厳しい現実を。

    向こうは「文武両道」なんて生ぬるいスローガンじゃありません。 勉強ができないと、試合には出られません。

    基準の成績を下回ったら、練習着すら着させてもらえない。最悪の場合、退部とか退学もあり得ます。

    「サッカーしに行くんだから勉強なんて」っていう甘えは、アメリカでは一切通用しない。そこだけは覚悟して行ったほうがいいですね。

    最終回では、PLAYMAKER三橋が考える”最もコスパの良い留学ルート”と、この特集の結論をお届けする。

  • 特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第2回:アメリカ大学サッカーの仕組みを解剖する

    特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第2回:アメリカ大学サッカーの仕組みを解剖する

    ※弊社はアメリカの留学斡旋は行っておりません。客観的な立場からの見解を伝えます。

    『アメリカ大学サッカーという「投資システム」の全貌』

    アメリカ留学が「怪しい」と言われる原因は、その仕組みが複雑すぎるからだ。ここでは感情論を抜きにして、事実(ファクト)だけを解剖する。

    ■図解1:米国大学リーグの構造

    また、その中でも私が調べてみて「特徴的だ!」と感じた部分を紹介しよう。

    ①「サッカーの実力=価値」が明確

    アメリカの大学には「アスレチック・スカラーシップ(スポーツ奨学金)」がある。監督は予算を持っており、「君のプレーには年間2万ドルの価値がある」と査定する。

    つまり、サッカーの実力がそのまま学費免除(お金)に変わる

    日本はここに関して大っぴらにされていないが、アメリカは制度化されており、その仕組みが広く認知されている。またそれが国際的に活用(自国の選手のみ、などではない)できる点も特徴だ。

    ②「文武両道」の強制力

    ここが日本と決定的に違う。「英語テスト(Duolingo/TOEFL)」と「評定(GPA)」の基準を満たさなければ、たとえメッシのような実力があってもルール上、試合に出場できない。勉強しない選手は即刻クビだ。

    この辺りは非常にシビアであり、アメリカのカレッジスポーツが大きな産業として成り立っていることが窺える。

    ③女子の優位性(タイトルIX)

    アメリカには「タイトルIX」という法律があり、男女のスポーツ奨学金の機会を均等にすることが義務付けられている。アメリカンフットボール(男子のみ)の巨大な枠とバランスを取るため、女子サッカーの奨学金枠は男子よりも圧倒的に多い

    女子にとってここは「ボーナスステージ」なのだ。

    改めて感じるのはアメリカのカレッジスポーツの人気だ。地域への浸透で考えるとメジャーリーグサッカーよりも人気がある。このカレッジスポーツの熱量を体感できるだけでも大きな価値があるように私は感じた(高校サッカーに近い)。

    次回は、実際にアメリカの大学でプレーした経験者たちの”生の声”をお届けする。

  • 特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第1回:なぜ今、アメリカ大学サッカーなのか?

    特集:アメリカサッカー留学、ぶっちゃけどうなの?〜PLAYMAKER三橋の考察と見解〜 第1回:なぜ今、アメリカ大学サッカーなのか?

    ※弊社はアメリカの留学斡旋は行っておりません。客観的な立場からの見解を伝えます。

    なぜアメリカの大学サッカー?

    最近、私のSNSのDMには質問がたくさん来る。

    「アメリカの大学でサッカーをするにはどうしたらいいですか?」
    「エージェント費用が高すぎて迷っています」

    今までは専門家を紹介していたが、流石にスタンスを示さないと無責任になると感じたので今回このルポを書くことにした。

    個人的に海外で活躍する日本人が増えることはスポーツ選手以外でも当然歓迎すべき事だ。それくらい今の世界は進んでいて、オールジャパンで追いつかなければ日本人としての強みがいつか失われてしまうのでは、という危機感がある。日本を明るく照らす、牽引できる人材がスポーツというフィールドからたくさん生まれることを願っている。

    話を戻すと、アメリカサッカー留学に対する問い合わせ、相談が急増している。

    正直、最初は違和感を覚えた。なぜなら、今は歴史的な「円安」だ。1ドル150円の世界で、海外留学は普通減少する。

    ——でもそうではない。

    「費用は高騰しているのに、渡航者は増えている」
    正確に言うとコロナ以前まで回復してきている。なぜだ?

    その謎を解くため、私はデータと証言を集める旅に出た。そこで見えてきたのは、アメリカの大学サッカーの仕組みが想像以上に面白いということだった。

    まず留学市場の動向について

    まずはデータについて。正確な数字は把握しきれなかったが、複数の事業者にヒアリングを行った結果、平均して「コロナ禍前の90%まで留学者は回復している」とのことだ。2019年から円安が45%進んだ状況を含めて考えると(1,000万円だった留学が1,450万円に)ニーズは増えている様に感じる。

    1. コロナ禍からのV字回復

    2020年から2022年、国境が閉ざされ市場は死んだ。しかし2024年時点のデータでは、渡航者数は2019年比で約90%まで急回復している。円安という逆風をものともせず、だ。

    2. 欧州から「北米」への大移動

    かつては「スペイン」「ドイツ」が留学の代名詞だった。しかし今、渡航先として約27%がアメリカを選択している。

    男子の動向: 三笘薫や久保建英への憧れから欧州を目指す層はいるが、「プロになれなかった後のキャリア」を現実的に考える層が米国へ流れている。
    女子の動向: 女子にとって米国は世界最強リーグ(NWSL)のお膝元であり、後述する「奨学金」の恩恵が最も受けられる場所。「女子サッカーこそ米国」が定説化しつつある。

    3. 低年齢化する「投資」

    高校卒業後の一発勝負ではなく、小中学生のうちに短期キャンプへ参加させる親が急増している。「早めに世界を見せないと間に合わない」という危機感の表れだ。
    子どもの教育に対する投資の意識が高くなってきている(広くというよりも、一部の富裕層のニーズが堅調に伸びている)ことがわかる。

    次回は、アメリカ大学サッカーの「奨学金の仕組み」を解剖する。

  • みんなはどんな“4年間”を選ぶ?──MOISHをスタートしたらまず読んで

    みんなはどんな“4年間”を選ぶ?──MOISHをスタートしたらまず読んで

    MOISHの使い始めてくれた理由は、おそらくひとつ。
    「サッカーを続けたい」
    その気持ちが、まだ胸のどこかで燃えているから。
    高校サッカー生活、
    勝った日も負けた日も、
    怪我で泣いた日も、
    自分を責めた夜もあったはずだ。
    それでも今、こうして大学サッカーに興味を持っている。

    INDEX

    1. 大学サッカーは、人生の分岐点

    高校のサッカーは“与えられた環境”だった。
    決められた時間に行けば、決められた練習があった。
    でも大学は違う。

    大学サッカーは、
    「自ら選んだ者だけが立てるステージ」
    すなわち、自分でサッカーを続けることを「決めた」選手だけが集まる場所だ。

    ・強豪大学のプロ予備軍の環境
    ・中堅大学の圧倒的試合経験
    ・学生主体大学のサッカー×社会の学び
    ・総合大学の未来を広げる学部の幅
    ・地方大学のチャンスの多さ

    選択肢はめちゃくちゃ広い。
    だからこそ君に合った環境が必ずどこかにある。

    大学サッカーの情報で出てるくるものは
    「Jリーグ内定情報」
    「強豪チームから新入部員情報」
    「全国大会の特集記事」
    などなど

    まさしく、『上手い人・強い人』しか続けてはいけないような先入観を持ちやすい環境がある。
    もちろん、プロを目指せる環境があることは間違いないし、強豪大学においてはJクラブにも匹敵するレベルがあるチームも存在するのも確かだが、その一方で、大半のチームはスポーツ推薦者以外にも門戸が開かれている場合が多いのも事実。

    大学サッカーを経験し、たくさんの武器を手に入れた多くの大学生が、社会人生活の第1歩を踏み出しているのだ。

    2. 進路とは、未来の自分をデザインすること

    進路とは、大学を決める作業ではない。
    “未来の自分をデザインする”こと。

    君はどんな4年間にしたい?

    ・プロを目指したい?
    ・全国大会を経験したい?
    ・サッカーを通して社会で戦える人になりたい?
    ・最高の仲間を作りたい?
    ・人として強くなりたい?

    どれも正解で、大事なのは、君の意志だ。

    サッカーを続ける価値は、競技力だけではない。
    成功体験・仲間・やりきる力・自信…
    その全部が、君の人生を支える武器になる。

    サッカーが上手いかどうかじゃない。挑戦したいかどうかだ。

    挑戦したい、そしてサッカーが好きな気持ちが1%でもあるなら、その気持ちを裏切らないでほしい。

    やりたい気持ちが1%でもあるなら、逃げないでほしい

    3. 最後に──未来の自分へ

    ・キャプテンになっているかもしれない。
    ・チームの中心選手かもしれない。
    ・プロのクラブに内定しているかもしれない。
    ・大手企業の内定を勝ち取っているかもしれない。
    ・サッカー×社会の仕事を始めているかもしれない。

    4年後、君は何をしているだろう。

    未来は誰にもわからない。
    でもひとつだけ確実に言える。

    大学サッカーを選んだ君は、絶対に強くなる。

    仲間に支えられ、
    壁を越え、
    苦しみを乗り越え、
    成長し続け、
    最後に誇れる4年間を歩む。

    その未来は、君の一歩で決まる。

    「進路探しは今日から。」
    そして、
    「挑戦は今からだ。」

    君はどんな4年間を選ぶ?
    その答えは、君の中にある。

    さあ、MOISHと共に、自分の将来と向き合おう!

  • “学生が動かす日本最大級の組織” 筑波蹴球部・副務の舞台裏_大和田歩夢(筑波大学3年)

    “学生が動かす日本最大級の組織” 筑波蹴球部・副務の舞台裏_大和田歩夢(筑波大学3年)

    ─ “スポーツの世界にワクワクを生み出したい” その想いが、僕の気持ちを筑波に動かした。

    筑波大学蹴球部で副務を務める大和田歩夢(おおわだ・あゆむ)。

    水戸桜ノ牧高校で選手としてサッカーに打ち込み、一般入試で筑波大学へ。
    現在は、トップチームの帯同から年間数千万円規模の予算管理、全体会議の運営まで、
    “学生が動かす日本最大級のサッカー組織” の中枢を担っている。

    「どうして筑波を選んだのか?」
    「副務としてどんな毎日を過ごしているのか?」
    「大学サッカーの本当の魅力とは?」

    高校生と保護者に届けたい“リアル”を聞いた。


    ■ 高校生の頃に芽生えた、“スポーツの裏側を動かしたい”という想い

    水戸桜ノ牧高校で選手としてプレーした大和田。
    しかし彼が抱いたのは「選手としてだけじゃない、スポーツの裏側を知りたい」という感情だった。

    「中学生の頃、ホームゲーム運営に関わる機会があって。
    スポーツを通じて人にワクワクを届ける仕事に惹かれたんです。」

    高校2年の冬にはすでに志望校を“筑波大学”に決めていた。
    決め手は2つ。

    1. スポーツ・体育学を日本最高レベルで学べること
    2. 学生主体で巨大組織を運営する蹴球部の文化

    先輩から聞いた「学生自治で動く組織」という言葉が、強く心を掴んだという。


    ■ 一般入試での挑戦。

    「部活11月まで→E判定→それでも筑波に行きたかった」

    受験は一般入試。
    周りの仲間が6月で引退する中、選手権予選の11月までプレーを続けた。

    「部活してた頃はずっとE判定・D判定。
    でも“筑波でスポーツを学びたい”が本気だったので、
    スキマ時間をすべて勉強に回しました。」

    部活引退後、一気に成績が伸び合格。
    努力の先に、筑波での生活が始まった。


    ■ “学生が動かす巨大組織” の中心へ。

    副務という役割は、想像の3倍ハードで10倍おもしろい。

    現在の大和田の1日は、ほとんど“動き続けている”。

    授業 → スタッフミーティング(16:00〜) → 練習帯同(17:30〜19:00) → 組織ミーティング(20:00〜22:30)

    その後に事務作業や準備が入ることもある。

    副務の役割は多岐に渡る。

    ▼ 主な業務

    • 部の方向性を決める意思決定
    • 大会エントリー(総理大臣杯、インカレ、関東リーグ)
    • 大学・保険関連の事務手続き
    • 2000〜3000万円規模の予算管理
    • 全体ミーティング(月1回)の統括
    • 各局の局長ミーティングの運営
    • トップチーム帯同、現場マネジメント

    「忙しいです。でも“日本一に関わっている”という手触りは大きい。自分の仕事がチームの力になっている感覚は、何ものにも代えがたい。」


    ■ 来季は “トップチーム専任マネジメント” へ

    同じ副務の仲間と話し合い、
    来年度は 「組織運営担当」と「トップチーム担当」に分業する新体制 を提案。

    大和田は トップチームマネジメントの専門担当 へ進む。

    「組織が大きくなる中で、従来の“主務1人が全部見る”形は限界がある。今の組織にとっての最適解を選びました。」

    学生が自ら組織設計を考え、実行する。
    これこそ筑波蹴球部の強さだ。


    ■ “最初のキャリアは一般企業へ”

    スポーツから一度離れて、外側から見てみたい。

    就活生としての顔も持つ大和田。
    意外にも、最初のキャリアは “一般企業” を志望している。

    「ずっとスポーツだけに関わってきました。
    だから一度、スポーツから離れて外側の視点を持ちたい。」

    スポーツに戻るのか、別の道を進むのかは未来の自分に委ねる。
    だが彼の中で軸はぶれていない。

    「スポーツが好き。ワクワクを届けたい。その気持ちは変わらない。」


    ■ 高校生へのメッセージ

    「大学サッカーには、“挑戦できる自由”と“プロの基準”がある。」

    高校サッカーの華やかさを知っている大和田は、大学サッカーの価値をこう語る。

    ◆ 大学サッカーの魅力①

    『プロの卵たちの価値観を最前線で浴びられる』

    「プロになる選手の基準・価値観を“隣で”感じられるのは大学の特権。」

    筑波のトップチームはプロ内定者も多く、
    彼らの努力・基準を近距離で見られるだけでも、得られる刺激は計り知れない。


    ◆ 大学サッカーの魅力②

    『学生だから挑戦できる環境が無限にある』

    • ホームゲーム企画
    • スポンサー営業
    • SNS企画・デザイン
    • 地域連携
    • 各種プロジェクトの立案・実施

    ここまで“自由で、失敗できて、社会的インパクトを生み出せる”ステージは他にない。

    「やってみたいと言えば“やってみようよ”と言ってもらえる文化。これが筑波の強さです。」


    ◆ 大学サッカーの魅力③

    『社会に残せるインパクトを生み出せる』

    高校サッカーは “瞬間的な注目度”。
    大学サッカーは “社会に残るインパクト”。

    「学生がスポンサーをつけたり、天皇杯でJクラブに勝ったり。
    学生だからこそ起こせるインパクトがある。」


    ■ 最後に——

    「迷っているなら、一歩踏み出してみてほしい。」

    サッカーを続けようか迷う高校生、
    スタッフとして関わる道を考える高校生に、最後のメッセージ。

    「プレーだけじゃなくても、サッカーに関わる道はたくさんあります。大学サッカーには“挑戦できる自由”がある。
    その一歩で、自分の可能性が一気に広がります。」


    🏫 編集後記(MOISH)

    筑波大学蹴球部という巨大組織の中心で動き続ける大和田歩夢。
    彼の姿からは
    「学生が動かすからこそ生まれる力」
    「大学サッカーの価値はプレーだけじゃない」
    というメッセージが強く伝わってきた。

    大学サッカーの世界をもっと知りたい高校生にとって、
    この記事が “次の一歩” を踏み出すきっかけになれば嬉しい。

  • ⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 0:序章──はじめに伝えたいこと

    ⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 0:序章──はじめに伝えたいこと

    高校サッカーは、3年間の青春の集大成
    だけど──本当の勝負はその先にある
    君は今、「大学でもサッカーを続けたいか?」と聞かれたとき、胸を張って答えられるだろうか。
    もし迷っているなら、この“解体新書”はまさに君のためにある。

    大学サッカーは、高校とはまったく違う世界
    15万人いた高校サッカー人口は、大学でわずか2万人に減り、指導者は選手を縛ろうとはしない。そもそも指導者がいないチームもある。

    そして大学生活自体もより自由で、自分の意志次第でいろいろなチャレンジができる。

    つまり、自分次第で何者にもなれるチャンスがある

    「挑戦へのリミットを外す」

    大学サッカーは、ただ続ける場所じゃない。
    “自分の人生に投資する場所”だ

    高校より練習の強度や周りのレベルは上がるかもしれない。
    フィジカルも、戦術理解度も、覚悟も、主体性も要求される。
    だけどその環境で4年間やりきった選手は、サッカーでも、人生でも強くなる。

    大学サッカーには3つの魅力がある。
    自律による成長速度の爆伸び
    新しい世界と一生を共にする仲間との出会い
    自分の市場価値が上がる4年間

    強豪大学なら、全国トップレベルの選手と毎日ぶつかり合える。
    地方大学なら、サッカー環境が整い、プロに触れる機会も多い。
    学生主体のチームなら、“サッカー×社会”という最強の実践経験が積める。指導者なしで学生だけで楽しく本気で活動しているチームもいる。

    どこを選んでも、サッカーがある学生生活は一変する。

    そして、君に伝えたい一番大事なこと。
    “大学サッカーはプロを目指す人だけの環境ではない”
    “大学サッカーは上手くないと続けちゃいけない”なんて嘘だ。

    大学サッカーは“志の大きさ”を競う場所じゃない。
    “挑戦したい、そしてサッカーが好きな気持ち”があるかどうかだ。

    よく大学でサッカーを続けなかった選手がこんなことを言っているのを聞く。

    『大学でも本気でサッカーに打ち込めばよかった』

    大学サッカーを続けない高校生を否定することは絶対にしない。
    だけど、その判断は大学サッカーを理解して、真剣に考えた結果なのか?
    そこは強くみんなに問いかけたい。
    サッカーをやめる判断はいつでもできる。
    だけど、やりたいと思ったタイミングが遅ければ遅いほど、選択肢が狭まってしまうのが実情だ。

    この解体新書は、君がこれからの人生で
    ・どんな大学を選ぶのか
    ・どんなサッカー人生を歩むのか
    ・どんな未来に向かって走るのか
    その答えを見つけるための“相棒”になる。

    4年後、君が笑って「サッカー続けて本当によかった」と言えるように
    今、この瞬間から“挑戦へのリミット”を外そう

  • ⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 1:大学サッカーの全体像──大学サッカーは「続けたい意志」で評価される

    ⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 1:大学サッカーの全体像──大学サッカーは「続けたい意志」で評価される

    高校サッカーの登録者数は約15万人。
    だけど、大学でサッカーを続ける選手はわずか約2万人弱。
    つまり大学サッカーは、単なる“続き”ではなく、
    “自分でサッカーを続けることを選んだ2万人の世界”だ

    そして、この2万人の中に入るために必要なのは、
    才能よりも覚悟。
    技術よりも姿勢。
    上手さよりも「続けたい」という意思。


    「サッカーを続けることを、簡単に諦めていないか?」
    多くの高校生が “自分なんか…” とか、“高校サッカーでやり切った”とか 、“大学サッカーはよくわからないし” と一度は口にする。

    でも本当は─大学サッカーには“ものすごい幅の選択肢”がある。そのことをすべて知った上で大学サッカーを続けるかどうか考えてみないか?

    Chapter.0でも伝えた通り、
    大学サッカーのことを知ってから決めても遅くはない

    INDEX

    1. 15万人→2万人の本質

    高校までは“みんなで戦う”ことが多い。
    でも大学は違う。
    「自分の意思でサッカーを続ける」世界だ。

    ではなぜ、こんなにも大学でサッカーを続ける選手が減ってしまうのか…

    間違いなく、「大学サッカーのリアルな情報が届いていないこと」が一番の要因だと考えている。だが、実際は多くの高校生がその1歩を踏み出すことができるステージなのだ。

    MOISHでは“自分の意志との出会い”のきっかけを創り、みんなに“一生懸命な時間”を提供し、共に歩みを進めたい。

    “自分で選び、自分で決め、自分で戦う”ということ。

    だからこそ高校を卒業した次のステージは、
    自分自身を成長させる最高の環境になる。

    多くの高校生は大学サッカーのことをなにも知らずに「なんとなく」辞めてしまう。
    大学生活・大学サッカーがどのような場所かも知らずに…。
    これからの人生をよりよくするために、しっかりと自分と向き合って考えた上で決断してほしい!

    大学生になると想像以上に「自由な時間」が増える。
    その時間をどう使うかも自分次第。
    サッカーを続けながら勉強もアルバイトもプライベートも全力で取り組んでいる選手も多い。

    さあ、みんなはどんな大学生活に一生懸命になる?

    まずは、大学サッカーの全体像について深堀していこう。

    2. 大学サッカーに存在する“3つのステージ”

    大学サッカーを理解するうえで欠かせないのが、
    大きく3つに分けた大学サッカー部のジャンルだ。

    ① 限られた選手しか入部できない強豪大学

    (例:関東、関西1部・関東2部などの名門校)
    全国常連で、トップレベルの選手が集まり、競争の密度が高い。
    練習参加やスポーツ推薦枠も少なく、
    “サッカーで大学を選ぶ”世界の最先端にいるのがこの層でプロを本気で目指したい選手が集まるジャンルだ。

    ② 部員数が多く、挑戦できる可能性がある強化を図る大学

    レベルの幅が広く、
    「大学で伸びる」「大学で覚醒する」選手が最も多いのもここ。
    スポーツ推薦が多い大学もあり、チャンスを掴める可能性がある。ただし、4年間活動する覚悟も必要だ。
    この層は地方大学にも多く、地方で選抜に入り、プロ注目のデンソーカップ(地域選抜大会)で活躍しJクラブ入りを果たす選手も増えている。

    ③ 学生主体でサッカー×社会を学べる大学

    運営・スポンサー・イベント管理・SNS運用など、
    “サッカーを使って社会を学ぶ”実践型。
    選手としてだけでなく、社会に出たときのスキルまで磨ける。 指導者すらおらず学生のみで楽しく本気で活動しているチームも多い。

    どれが正解かはない。
    大事なのは、
    “自分の意志”を持つために、なりたい自分を考え、情報をたくさん得て、自分で体験してみることだ。

    これまでの進路サポートで、大学サッカーのことを知ったこんなことを言っていた。

    「続けないじゃなくて、続けられないと思っていた」

    まさに。
    我々はサッカーはプロになるためのものだけではまったくなく、人が一生懸命になれるツールの一つだと思っている。

    だからこそ、サッカーが好きな気持ちが少しでもあれば、サッカーを通じて一生懸命になれる場所がある事を知ってもらいたい!

    3. 日本全国に広がる“リーグのピラミッド”

    大学サッカーは、リーグが軸に進められており、各大学のTOPチームがリーグ戦に参戦している。

    こうみると、関東リーグ傘下の都県リーグ(東京・神奈川 / 千葉 / Norte)が一見レベルが低そうにみえるかもしれないが、上位大学は関東3部と同等に近いレベルを有し、強化は図っている大学も多い。毎年数名のJリーガーを輩出していることからもそれは読み取れるだろう。

    また、Bチーム以下の選手用のリーグ戦も豊富なのが大学サッカーの特徴的。そこでチャンスを勝ち取った選手がTOPチーム入りに挑戦することができるよりサバイバルな仕組みだ。

    ・インディペンデンスリーグ (通称:Iリーグ)
    ・1・2年生で戦う新人戦 (出場していない大学も多い)
    ・社会人リーグ
    ・有志で行われている私設リーグ
    などなど

    志望校がどのような試合環境を準備しているかも、大切なポイントになるので、要チェック。

    リーグ戦以外にも、天皇杯予選や総理大臣杯(夏の全国大会)に繋がる予選大会、全日本大学サッカー選手権(冬の全国大会)、Jリーグのスカウトが多数視察に訪れる、デンソーカップ(地域選抜大会)など主要大会が目白押しな環境になる。

    部員が200名を超えるような大学でも、全選手がリーグ戦を1年間戦える準備をしっかり整えている場合が多く、部員が多いということはその分チーム内のレベルの差もそれなりにあるということだ。

    逆に学生メインで活動しているチームでも目標に向かってみんなで話し合いながら、上を目指しているチームも多い。

    だからこそ自分の意志で大学サッカーを続けることはできる
    それをぜひ覚えておいてほしい。

    また、近年の入部許可やスポーツ推薦での判断基準はサッカーの能力はもちろんだが、「なぜその大学、サッカー部に入りたいのか」をかなり重視する傾向がある。

    そういった意味でも、「自分のサッカーを続けたい意志を持つ」ことはとても重要になるのだ。

  • ⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 2:大学の選び方──“4ステップで未来は決まる”

    ⚽ 【大学サッカー解体新書】CHAPTER 2:大学の選び方──“4ステップで未来は決まる”

    大学サッカーの進路選びは、
    「なんとなく」では絶対に後悔する

    進路選びは “自分の意志との出会い”から始まる。

    ここでは、数千人の進路を見てきたPLAYMAKERの知見と、
    資料に散りばめられた“本質”をまとめ、
    君がたった4ステップで進路を決められるようにする。

    INDEX

    1. STEP 1 :自分の「現在地」を知る

    いまの自分がどの位置にいるのか。
    この分析なしに、大学選びはできない。

    進路選びは 「自分の将来 × サッカー面」の掛け算がポイント。
    サッカーのレベルはもちろん、自分が将来なにをしたいのか。
    そのために学べる環境はなにがよいのか。

    まずは自分に聞いてみよう:

    ・サッカーの強み・弱みは?
    ・自分の力・学力的にチャレンジできる?
    ・どんなプレー環境が合っている?
    ・強豪?中堅?学生主体?
    ・どれくらい覚悟がある?
    ・大学生活で得たいものは?
    ・大学で学びたいことは?

    ここを曖昧にしたまま大学を選ぶと、
    「思っていた環境と違った…」
    という後悔につながる。

    まずは、自分と向き合うことからはじめよう!

    2. STEP 2 :自分の“志向タイプ”を明確に

    進路志向の分類がある

    これはめちゃくちゃ重要。

    なぜなら、
    AとCでは行くべき大学が全く違うからだ。

    例:
    ・プロ志向 → 関東1・2部、関西1部・地方の強豪でプロを
    ・成長志向 → 中堅大学など強化している大学(経験して“化けやすい”)
    ・社会経験×サッカー → 学生主体の大学

    志向が明確になれば、大学の選択肢は“絞れる”。
    だからこそ、まず自分と向き合い、どのような場所でサッカーをしたいか、を少しずつ考えていってほしい。

    MOISHでは、志向に沿った大学の検索が可能なので、ぜひ使ってみてもらいながら、なにか聞きたいことや、悩みがあれば、気軽にLINE相談窓口を活用しよう!

    3. STEP 3 :学部・資格・将来像をセットで考える

    全国に約300の大学サッカー部がある中で、自分の進路を考えるのは簡単なことではない。

    志望校の絞り方として、取れる資格や学べることから考えて大学を絞る形も一つのやり方だ。

    例えば
    ・体育教員になりたい
    ・サッカーにプラスになる学問を学びたい(スポーツ系)
    ・トレーナーに興味がある
    ・経営・マーケティングを学びたい
    ・国際系に進みたい
    ・ITを学びたい
    などなど

    サッカー以外の軸を持つことが未来を強くするし、志望校の絞り込みにも活用できる。

    4. STEP 4 :そのチームを“肌で感じる”

    「練習会に行け。雰囲気で全てが分かる。」

    これは数多くの先輩達が後輩へのメッセージとして残した言葉だ。

    ・どんな人がいる?
    ・監督・コーチの空気感は?
    ・練習の強度は?
    ・部の文化は?
    ・自分が4年間がんばれるか?

    練習体験・参加や試合を観に行ってみることが進路決定の鍵になるが、現状ではなかなか志望するか迷っている状態で、練習参加へはいきづらい。

    MOISHではそんな文化を変えるべく、大学サッカー練習体験「トラベル」を始動する。

    大学サッカー部と連携をして、様々なジャンルの大学の練習体験を実施できる取り組みをスタンダードにしていくので、ぜひチェックしてほしい。

    5. 高校生に伝えたい“志望校選びの本質”

    志望校選びに正解はない。

    自分を知り、
    志向を決め、
    将来を見据え、
    現場で確かめる


    この4ステップを踏んで
    目指したい志望校を『自分』で決めていくことが重要だ。
    そして、保護者、チームのスタッフに自分の気持ちをしっかり伝えていこう。

    一生懸命な日々を自分で選ぶ力を

    これまでサポートしてきた選手達も高校2年の冬からは遅くとも進路を考え始めていた。

    だが、そんな先輩達が後輩に残したメッセージはこれだ。

    この4ステップを踏み出すスタートが早ければ早いほど、選択肢は無限に広がる。

    まずは、動き出そう!

  • ⚽【大学サッカー解体新書】CHAPTER 3:入部のリアル──実録!入部までの道筋完全公開

    ⚽【大学サッカー解体新書】CHAPTER 3:入部のリアル──実録!入部までの道筋完全公開

    大学サッカーの入部プロセスは、高校生が想像している以上に“複雑”で多岐にわたる。

    大学によって「入部までのルートが全く違う」

    このCHAPTERではその“リアルすぎる入部の仕組み” を解説する。

    INDEX

    1. 大学サッカー部に入るルートとは

    大学サッカー部の入部ルートは多岐にわたる。

    ①スポーツ推薦 (サッカー部で決められる)
    いわゆるサッカー部で特定の選手に対してスポーツ推薦の内定を出すことができるパターン。選手のレベル・人間性・競技成績を加味し、スカウトや練習参加をメインに選考されることが多い。

    ②スポーツ推薦 (受験で大学側が選考する)
    サッカー部で内定を出すことができず、大学の総合型入試(スポーツ・アスリート入試系)で競技実績や小論文、面接などで大学が選考するパターン。主に学力が高い大学で多い。

    ③入部許可のみ (受験で自力合格が必要)
    スポーツ推薦に入り込めなかった場合やそもそもスポーツ推薦がない大学で多いパターン。サッカー部の入部はOKだけど、自力で入学してくださいねのパターン。主に指定校推薦やその他の総合型・学校推薦型入試での合格が必要になる。進路決定においてポイントとなるパターン。

    ④入学後のセレクション
    数は少ないが、スポーツ推薦がない大学やスポーツ推薦入学者以外の一般入部の可否を決めるものとして実施しているパターン。入学後に体力テストや仮入部期間を経て、入部可否を決定している。

    ⑤誰でも入部ができる
    スポーツ推薦の有無に関わらず、誰でも希望すれば入部できるパターン。一部の学力が高い強豪校や、学生主体で楽しく本気で活動しているチームに見られる傾向だ。

    すべてに共通して重要なのは、高校3年生の4月~夏までに志望校への「練習参加を必ず行う」ということだ。
    (強豪校は遅くとも高校3年生の5月・6月までには)

    そのために必要なのは、「自分の意志を示す準備」を高校3年生進級時にはすでにできるようにしておくことが超重要になる。

    大前提として、その大学を目指す強い意志と覚悟が必要になる。

    参考までにスポーツ推薦における入部までの流れをまとめているので、ぜひチェックしてほしい。

    上記の入部ルート①~⑤は大学によって、全く異なってくる。
    MOISHでは、各大学の入部条件をまとめているので
    ぜひ参考にして、次の行動に繋げてもらいたい!

    2. サッカーだけでは入部できない現実

    上記で明示した5つのルートが示すように、必ず「受験」という2文字が目の前に立ちはだかる。

    受験をするということは――
    ・高校側の推薦
    ・受験資格を満たす (主に平均評定 |強豪校の場合、競技実績)
    ことが必要になってくる。

    ということは、いかに高校生活をサッカーだけではなく、日常生活や勉強面も含めて努力するかが鍵になってくる。

    逆をいえば、高校生活をがんばればがんばるだけ、選択肢の幅は大きく広がるということだ。

    もしかしたら、指定校推薦で受験し、③入部許可のみ (受験で自力合格が必要)のパターンで滑り込めるかもしれない。

    だから、よく言われるだろう。

    「勉強はしておいた方が良いよ!」
    「学校生活も進路に関わるよ!」

    まさしくその通りでだからこそ、「今」から準備を進めることが選択肢を最大限広げる上でとても重要なのだ。

    3. 練習参加は「受け身」の選手が落ちる

    「自分の意志を示す準備をすべし」

    練習参加で大学が見ているポイントは明確で、プレーをみることはもちろん、面談も併せて実施する大学が大半だ。

    ■ 大学が見ている“チェックポイント”

    1. 走力・フィジカル・能力
    2. 戦術理解度(判断の速さ)
    3. コミュニケーション(声・気配り)
    4. 人間性(挨拶・態度)
    5. 4年間本気でやれるかの覚悟 (志望度)

    上手さだけでは落ちる。
    むしろ大学側は
    「人として4年間やれるか?」
    「この大学でサッカーを続けたい強い意志を持っている?」
    を最重視している。

    4. 高校生へのメッセージ

    君がどの大学を選ぶかで、
    4年後の自分の姿はまったく違う。

    でも、大事なのはここだ:

    入れる大学ではなく、“行きたい大学”を選べ。

    大学サッカーは、意志を示した選手からチャンスが来る。

    練習参加が進路決定の“9割”を占める。

    自分と向き合い、さまざまな角度から情報収集を行い、自分で決めていった進路に不正解はない。

    その選択を正解にできるように一生懸命な日々を過ごすことで自分次第ですべて正解にできる。